2024年02月28日

五人坊主だより 2024年3月号

2月は寒暖差が大きかったです、中旬頃は春のような気温の日があったかと思えば、下旬にはまた真冬に戻ったような寒い日が続きました。

ハウスの中の葉物野菜は、寒い間止まっていた成長が暖かさで一気に早くなり、収穫が追い付きませんでした。また、軟弱に大きくなってしまった葉野菜はその後の寒さで傷んでしまったものもあります。この時期の管理作業は難しいです。

<野菜の成育状況>

先月に引き続き、ハウスの葉物野菜は順調に育っています。また、ハウスのかぶが採れてきました。今月は野沢菜のなばなが採れてくる予定です。

露地野菜は種まき、植え付けが始まります。寒暖差が大きく作業のタイミングが悩ましいところですが、作付けが遅れないように進めていきたいです。

ベビーリーフ 現在は順調に採れています。急な冷え込みで傷んでしまわないよう管理に気を付けています。
小松菜
ミニチンゲン菜
ミニ青梗菜は傷みが多くやや不足気味、小松菜はよく採れています。。
水菜、赤茎水菜
赤からし水菜
採れています。当面はしっかり出荷していけそうです。
ほうれん草、赤軸ほうれん草 よく育っています。赤軸ほうれん草も当面はたくさんあります。
ルッコラ
ワサビ菜
わさび菜はよく採れています。季節外れの温かさで徒長してしまったルッコラは、寒さで傷みがでてしまいましたが、最低限は出荷していける予定です。
春菊 サラダ春菊は寒暖差で傷みが出やすくなっています。春菊は少量採れています。
ラディッシュ いまはよく採れています。急な冷え込みで傷まないよう気を付けています。
リーフレタス 育ってきました。ただ、急な冷え込みで葉先が傷んでしまうことがあるので気を付けています。
キャベツ ハウスのみさきキャベツは超小玉になってしまいます。花芽ができてしまう前に収穫していきます。
ブロッコリー ハウスのものが少しずつ採れています。小さめで量は少ないです。
茎ブロッコリー 少ないながらも少しずつ量が増えてきました。
カーボロネロ 花芽ができてしまったので、今月は主になばなとして出荷していきます。
オータムポエム ハウスのものが採れています。少しずつ増えてきています。
かぼちゃ 昨期ぶんはほぼ終了しました。今期分は7月中旬以降から出荷予定です。
芽キャベツ あと1週間ほどで終了します。2月はよく採れました
プチベール アブラムシの被害がおおきくあまり採れませんでした。今期はほぼ終了です。
長ネギ なべちゃんねぎ、松本一本ネギ、下仁田ネギはまだたくさんあります。中旬にはネギ坊主ができてしまうので頑張って収穫・出荷していきます。
さつまいも ほぼ終了です。
かぶ ハウスのかぶ、あやめかぶが採れています。今月はしっかり収穫できそうです。
人参 普通の人参はまだあります。その他の色人参は残り少なくなってきました。
ビーツ 在庫が少なく、今月途中で終了予定です。
大根 在庫は少なくなってきました。ある分出荷していったん終了します。
玉ねぎ 昨期ぶんは終了しました。今期分は5月中頃より出荷予定です。
にんにく 良品は終了しました。
ジャガイモ ジャガイモは良品はほぼ終了しました。
ハーブ類 タイム以外はアブラムシにやられてしまいました。
伊那谷味噌 仕入れての販売は終了いたしました。ご了承ください。

この4月で私が農園を初めて20年になります。その頃は、まだスマホはほぼ普及していませんでした。GAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)も存在していたかもしれませんが今ほど一般的にはなっていなかったと思います。その頃に今のような世の中の様子は想像できなかったと思います。

技術的なことでいえば、AIだのチャットGPTだのでこの先世の中どうなっていくんだろうかと思います、一方で、私が大学生の頃に学んだイバン・イリイチという方が言っていたこと、産業が発達する、たとえば車が登場して、移動速度が速くなる、移動速度が速くなるのは良いことじゃないかという一方で、ある閾値をこえて移動速度が速くなると、逆に移動にかける時間が多くなる(車を購入する、保険料を払う、インフラ整備のために税金を払うなど、移動のために支払うお金を稼ぐために働く時間が多くなる)と。産業社会にはそういう側面があると。移動に限らず、教育では、教えれば教えるほど学ばなくなる、医療では医療が発達すればするほど病人が多くなる、など。

もちろん、すべてがすべてそういうわけではないとしても、そういう側面はたしかにあるなと。以前紹介したような、less is moreの反対で、more is lessのような状態は随所でみられるなと。

自然環境がこのままではやばい、日本の社会保障制度はこのままではやばい、ということは確かなことのように思いますが、その他のことに関して、10年後、20年後の将来のことはよくわからんな、というのが正直なところ。それでも、農業、というか、農的なことは、時代の最後尾のように感じることもままある一方で、less is more的な価値軸からすると、意外と最後尾が最先端、なんてところもあるのかな、と。


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