例年並みの6月中旬に梅雨入りした後は、比較的雨の少ない日が続きました。6月後半になって本格的な梅雨空が続いています。この先も雨予報が続いており、大雨が心配です。
夏野菜のトマト、ナスは若干予定より成育が遅れております。特にピーマン類は植える前の土づくりを失敗したせいか、アブラムシだらけになってしまっています。こちらは収穫までまだ時間がかかりそうです。
雨で中断中の長ネギの植え付けが終われば植付作業は一段落です。しかし、その後すぐに春作の人参やビーツの収穫、ジャガイモの収穫と切れ目なく続いていきます。雨が降ると作業が遅れて気をもみますが、一息つけるのも事実。雨の時にしばし体を休めて、また次に備えたいです。
<今出荷している野菜の様子>
夏野菜は梅雨に入って全般に成育が鈍化しています。枝豆、トウモロコシ等含めて夏野菜が出そろうのは中旬以降になりそうです。
ベビーリーフ | やや不足する場合があります。 |
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小松菜 ミニチンゲン菜 |
順調に成育しています。 |
水菜、赤茎水菜 赤からし水菜 |
梅雨に入って成育が鈍化。全般に不足気味で欠品する場合があるかもしれません。ご了承ください。 |
ほうれん草 赤軸ほうれん草 |
ほうれん草は順調です。赤軸法蓮草は成育が悪く収量が落ちています。欠品することもあります。 |
サラダ春菊 | 秋までお休み。9月中旬以降再開予定です。 |
ルッコラ ワサビ菜 |
当面しっかり出荷できそうです。 |
ラディッシュ | 若干不足する場合があります。 |
レタス類、トレビス | ハンサムレタス、パリレタス、ロメインレタス、玉レタスがあります。梅雨に入って成育は今一つ。不足する場合があります。 |
キャベツ | みさきキャベツは今月いっぱいは出荷する予定です。 |
カリフラワー | 白、オレンジ、紫、ロマネスコ、それとカリフローレが採れています。収穫に波があるので、欠品する場合があります |
ブロッコリー | 収穫できています。虫の害などあり、欠品する場合があります。 |
茎ブロッコリー | 採れています。今月中旬まで出荷していく予定です。 |
インゲン | モロッコ、丸さや、黄色があります。採れています。 |
トマト、ミニトマト | ミニトマトは採れ始めました。トマトは10日頃から出荷予定です。 |
キュウリ | 好調です。 |
ズッキーニ、コリンキー | 採れています。状態はいいです。たくさんご注文ください。 |
ナス | 採れ始めました。普通のもの、水ナス、フィレンツェナスがあります。まだ株に勢いがなく、収量は少ないです。中旬以降は潤沢にある予定。 |
ピーマン、甘長とうがらし | 今期一番の失敗です。アブラムシだらけで弱り切っています。何とか復活するよう介抱してます。 |
オクラ | 今月中旬以降からの出荷予定です。普通、島オクラ、赤オクラがあります。 |
枝豆 | 今月中旬以降からの出荷予定です。良品が採れるよう草取りを頑張っています。 |
トウモロコシ | 今月中旬以降からの出荷予定です。普通、白とあります。 |
じゃが芋 | 中旬から出荷予定です。紅い色のジャガイモは不作です。 |
大根 | 大根、紅大根があります。今月中は出荷していく予定です。 |
人参 | 採れています。普通の物のほか、白、黄、紫、ミニ人参があります |
玉ねぎ | 絶好調です。ただ通常より値下げをして販売していますので、たくさんのご注文をお願いします!赤タマネギもあります |
ニンニク | たくさんあります! |
カブ | 白かぶ、あやめ雪かぶがあります。今月中は出荷予定です。 |
ビーツ | たくさんあります。赤、黄、縞があります |
モチ | 草もちを作っています。ご注文があれば作成します。 |
自家製大豆の味噌 | 無添加。1000円/kg、500円/500gで販売中。 |
SDGs(持続的開発目標)から経営を考える
前回のお便りでSDGsについて触れました。ここ数カ月で一気にこの言葉が普及したように感じます。SDGsの観点から私たちの足元の農園の経営を考えた場合、どういうことになるのか。
端的には、近年大きな問題となっているプラスチックごみのこと。私たちの農園では、栽培においても貯蔵・出荷においてもプラスチック製品に大いにお世話になっています。いきなりなくすことはできないにしても、徐々に使用量・依存度を少なくしていくための目標・取り組みが必要なのではないか。
また、“経営の持続性”ということで言えば、人材をどう確保していくのか、ということが大きな課題です。少子化・人口減少に伴う労働力の絶対数が減少する中で、どういう対策ができるのか。
プラスチックの問題にしても、人材の問題にしても、これまでの考え方(パラダイム)の延長線上ではなかなか解決が難しいように感じます。一方で、延長線上ではなく、まるっきり違う視点から考えていけば意外といい方向性を見いだせるような気もしています。
以前紹介しましたエリアリノベーション的な手法と農業(農)を合わせて、事業性のある面白い取り組みができれば、一つの方向性を示せるんじゃないか、なんて考えてはみるのですが、まだ絵空事の域をでられてないです。