五人坊主だより　2021年12月号

11月は晴れの日が多く、比較的穏やかに過ぎていったように思います。後半はさすがに冷え込みが厳しくなってきて、氷が張るようになりました。畑の作業は、露地野菜（大根、人参、かぶ、キャベツ、白菜）などの収穫と貯蔵作業が続いています。氷点下の日が続いて傷みが出てくるまえにできるだけ取り込んでしまいたいです。

11月７日の日本農業新聞に、フランスで、来年から長ネギ、ピーマン、ナス、キュウリなどの野菜でプラスチック包装を禁止する、という記事が出ていました。ミニトマト、カブなどは再来年６月から、アスパラ、ブロッコリー、ほうれん草などは2025年から、という感じで、段階的に多くの野菜・果物でプラスチック包装を禁止していくようです。ヨーロッパなどでは（日本などの一部の国以外では？）野菜を個別に包装しないで裸で売るのが普通のところがもともと多いように思います。日本では、プラスチック包装をして販売する形態がより一般的ですし、業界団体の既得権益に対する配慮などからすぐに「廃止」というようになることはないでしょうが、きるだけプラスチックの包装資材を使わないようにする方法を考えていかないといけない、と以前から感じています。

生活していると、ごみとしてだされるプラスチック（ビニール）の量の多さに驚くとともに、ちょっと過剰使用だよな、といつも感じます。できるところから削減していけるようにしたいです。鮮度の落ちやすい軟弱葉物野菜はさておいても、ビニールの袋にいれなくても全然問題のない野菜もありますので、そういうところから色々と試していきたいと思います。新聞紙で作った袋の使用も検討しています。　※ご存じの方も多いと思いますが、最近はほぼすべての大手新聞社の新聞はソイインク（大豆由来のインク）を使用していて有害物質をふくまないものになっています。食品の包装に使用しても大丈夫、とされています。

＊年末年始の出荷スケジュールのお知らせ＊

年末は12月29日発送、30日着分が最終です。　年始は1月4日発送、5日着分からです。

年末は例年注文が多くなります。お早めにご注文いただけると助かります。よろしくお願いいたします。

＜野菜の状況＞

小松菜やほうれん草などハウスの葉物野菜、長ネギ、白菜、キャベツなど露地葉物野菜、人参、大根、かぶなどの根菜はよく採れています。一方、みさきキャベツ、白菜以外の露地栽培のもの、ブロッコリー、カリフラワーなどは今一つで収穫量が伸びません。冷え込みが厳しくなる前に根菜と露地栽培の葉物野菜は収穫して貯蔵していきます。ブロッコリー、カリフラワーなど今一つのもの以外は当面しっかり出荷していけると思います。