2019年10月01日

五人坊主だより 10月号

8月後半に涼しい日が続いたことがあり、9月は例年通り涼しくなってくるものと思っていました。実際は、例年よりかなり高めの気温で推移したように思います。台風や大雨の直接的な被害はなかった一方、例年になく9月にまとまった雨が降らなかったように思います。乾燥で成長が止まったり、虫の食害が広がってきたりと少雨の影響が少しずつ出始めています。そろそろしっかり雨が降ってほしいところです。

 

<今出荷している野菜の様子>

夏野菜は終盤、なのですが、8月の猛暑でへばっていたトマトやキュウリはここへきて復調してきており、10月は9月よりは収穫できそうです。

秋冬野菜、露地のキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなどは虫が多く良品が少なくなってしまいそうです。これも少雨の影響があるように思いますが、対策が十分でなかったと反省しています。今月の後半からは復調してくると思います。一方根菜の人参、大根、さつま芋、ビーツなどは好調です。しっかり出荷できると思います。ハウスの葉物野菜は、いくらか気温が下がってきたせいもあり復調してきています。中旬以降は全般にしっかり出荷していけると思います。

ベビーリーフ 成育が安定してきました。当面しっかり出荷していけると思います。
小松菜
ミニチンゲン菜
一時成育が思わしくありませんでしたが復調してきました。
水菜、赤茎水菜
赤からし水菜
赤茎水菜と赤からし水菜は順調です。水菜は相変わらず不足気味です。
ほうれん草
赤軸ほうれん草
中旬以降はしっかり出荷していける予定です。縮みホウレン草は11月からの予定です。
サラダ春菊 採れてきました。これから旬ですのでしっかり出していきたいです。
ルッコラ
ワサビ菜
わさび菜は注文が多く不足気味です。ルッコラは当面しっかり出荷できそうです。
ラディッシュ やや不足する場合があります。
レタス類、トレビス ハンサムレタス、パリレタス、サニーレタスがあります。今後は当面安定して出荷していけると思います。
キャベツ 予想以上に虫の食害があり、収量が少なくなってしまいそうです。
トマト、ミニトマト 9月より回復してきています。中旬以降は結構出荷できそうです。
キュウリ 3作目のものが採れ始めました。量は少ないながら今月中は出荷していく予定です。
ズッキーニ、コリンキー 9月に病気などのためにズッキーニは少なくなってしまいました。コリンキーも収量は少なくなりました。
ナス 少ないです。2-3日に一度のペースで収穫するくらいです。
ピーマン、甘長とうがらし ピーマン、万願寺とうがらしは採れています。まだアブラムシが発生しており、好調とまではいきませんー
パプリカ 今月中旬までは潤沢にありますが、それ以降はまた採れなくなってしまいそうです。
オクラ 普通、島オクラ、赤オクラがあります。収穫量が減ってきました。中旬までは出荷していきたいです。
長ネギ 普通の長ネギが採れ始めました。中旬から下仁田、なべちゃんネギ、松本一本ねぎも出荷していく予定です。
かぶ 白かぶ、あやめかぶが採れ始めました。黄カブは中旬から、日野菜カブは下旬からの予定です。紅カブは来月になってしまいます。
大根、色大根 採れて来ています。普通の大根、紅、青、紫、黒、紅芯各色今年は豊作です。たくさんご注文ください!
さつまいも 今年はパープルスイートとシルクスイートの2種類。豊作です。味が乗ってくる中旬以降にしっかり出荷していきたいです。
かぼちゃ 普通のもの、ロロン、坊ちゃん、バターナッツがあります。味はいいです。バターナッツはたくさんあります。
じゃが芋 十勝こがね、北海こがねがたくさんあります。
人参 春作の貯蔵ものは黄色と白のみになりました。秋作は今月中旬以降から収穫予定です。
玉ねぎ 現在通常より値下げをして販売していますので、たくさんのご注文をお願いします!赤タマネギは終了です。
ニンニク まだまだたくさんあります!
ビーツ 赤、黄、縞があります。秋作のものが採れてきました。
里芋 今月中旬以降出荷予定です。昨年は不作でしたが今年はあります。たくさんはないので年内のみの出荷予定です。
自家製大豆の味噌 無添加。1000円/kg、500円/500gで販売中。

新税制スタート

今月から消費税の新税制がスタートしました。一律に税率が上がるというものでなく、軽減税率なるものが導入されるということで、私たちの農園もそれに対応するように準備してきました。そんなわけで、「税」にからめて少々書いてみようかと。

国の借金が1100兆円越え、人口減少、超高齢化、社会保障費の増大など、国の財政は現状でも大変。経済成長の道筋が見えてこないなか、借金を減らしながら社会保障を充実させていくことなんてできるんだろうか?著名な経済アナリストが言っているように、大規模災害を契機にいずれ“中国の属国になる”というのもありえないことではないという気さえしてきます-

税(財務)の問題に限らず、これまであまりに近視眼的だった日本国政府の施策のつけが、いよいよのっぴきならなくなってきているのは確かなように思います。様々なやり方での政策に対する働きかけが必要である一方で、「国破れて山河在り」というように、自然(生き物のとしてのヒトも含む)の立場から、時々の国、制度、法といったものを超えた視点から、「世の中いろいろ大変だけど、なんとかやっていこうか」と考えること、身近なところからやれることをやっていく事もまた必要かと思います。

 


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