2026年04月01日

五人坊主だより 2026年4月号

3月にはいってからは気温が高い日が多く、このあたりの桜もだいぶ咲いてきました。20年前はこの辺りでは桜の万かは4月10日頃、という感じでしたので、およそ1週間くらいは早まってきているようです。春夏野菜の準備も少しずつ早まってきています。早まるのはよいのですが、越冬する害虫が増えてきていますし、虫の害が出始めるのも年々早まってきています。このあたりの対策もこれまで通りではうまくいかなくなってきているのでアップデートしていく必要があります。

中古でそろえた農機、限界にきているものが多くなってきたのでこの春にいくつか更新することにしました。40歳を超えるものもあり、修理を重ねて何とか使ってきました、よく働いてくれました。更新といっても中古の物もあったりします。機械代、修理代もここ数年でだいぶ高くなりました。農機具屋も人不足(修理する人が不足している、部品の納期に時間がかかる)のためか修理対応に時間がかかるようになってきています。最近の農業は機械頼みです、繁忙期に機械がトラブると計画が大幅にずれてしまうことになります。機械トラブルのリスク管理をどうしていくか、ということもこれまで以上に重要になってきています。まずはメンテナンスをきちんとして大切に使っていきたいです。

 

<野菜の成育状況>

ハウスの葉物、春先の収穫ピークは過ぎて落ち着いてきています。春野菜の植付、3月は降雨がすくなく予定通りには進みませんでしたが最低限はやってこれました。この先の予報だと雨の日が多いようです。3月とは逆に晴れの日を待って作業を進めていく感じになりそうです。夏野菜のハウスへの植付が始まります。キュウリ、トマトなど、果菜はいつもよかったりわるかったりで安定していませんでした。今年は土壌分析を定期的に行うことで成績をよくしていければと思います。

先月に引き続き4月は端境期で野菜の種類・量ともに少なめです。出荷できる野菜は葉物野菜の割合が多くなってしまいます。ご了承ください。

ベビーリーフ 良く採れています。たくさんご注文ください。
小松菜
ミニチンゲン菜
いずれも順調に育っています。ミニ青梗菜は総量が多くないので不足する場合があります。
水菜、赤茎水菜
赤からし水菜
よく育っています。注文状況によりやや不足する場合があります。
ほうれん草 普通のほうれん草、赤軸ほうれん草ともに順調に育っています。ほうれん草は当面たくさんあります。
ルッコラ
ワサビ菜
生育はよいです。注文状況によりやや不足する場合があります。
ラディッシュ 順調に育っています。今月はしっかり出せる予定です。
リーフレタス 波はありますがおおむねよくできています。当面はしっかり出していける予定です。
オータムポエム ピークは過ぎつつありますが当面収穫していきます。
春菊 普通の春菊は当面切らさずに収穫・出荷していく予定です。サラダ春菊は一時採れませんでしたが復活してくる予定です。
野沢菜なばな 今月はしっかり出していく予定です。ちりめん冬菜なばなは10日ころから収穫していきます。
カーボロネロ、アレッタ 花芽を収穫しています。カーボロネロと茎ブロッコリーの掛け合わせのアレッタ、今年は収穫量がすくなく細々と出荷しています。
茎ブロッコリー 収穫量が徐々に増えてきています。
ブロッコリー ハウスのものが採れきました、全体に小さいです。量が少ないのでご注文いただいても出荷できない場合があります。
長ネギ 長ネギはまだ畑にたくさんあるので、ねぎ坊主が育ってくるまでは出荷していきます。リーキ(西洋ネギ)もまだあります。
みさきキャベツ ハウスに植えたものが少量採れます。すぐに終わってしまいそうです。本格的に採れるのは来月になりそうです
里芋 上旬で終了予定です。
かぶ 春先のピークが過ぎて収穫は落ち着いています。今月は収穫ペースをおとして、やや制限して出荷していきます。
人参 普通の人参はしっかりあります。金時もまだあります。
大根 ハウスのものが10日ころから採れてきます。茜わらべ大根が採れてきました。外皮がピンク色で甘味があり美味しいです。
ビーツ 赤と黄色は終了です。縞はまだあります。今期のものは6月ころから収穫予定です。
玉ねぎ 昨年のものは終了しました。今期のものは5月中旬から収穫予定です。
ニンニク ほぼ終了です。今期のものは6月から収穫予定です。
ジャガイモ 良品はほぼ終了です。今期のものはこれから植えていきます。6月中旬頃から収穫していく予定です。
トマトピューレ 280g入りで販売しています。賞味期限が近いものは格安で販売いたします。お問い合わせください。

昨年の12月~先月にかけて、10年以上前に建てたハウスのビニールを3棟張り替えました。ビニールは耐用年数が過ぎているので仕方ないですが、建てた当初と比べるとおよそ2倍の値段になっており、納品書を見てびっくりでした。それでもってここへきて原油が値上がり、値上がりどころか安定調達さえ不透明、ということで、あらゆる資材がこの先さらに高くなっていくことは間違いなさそうです。

昨年は野菜の出来自体は全体的に悪くなく、出荷量は過去最高であった一方で、出ていく方の上昇が予想をかなり上回ってしまって、大幅な赤字となってしまいました。生産量を増やして売り上げを伸ばせば経営がよくなる、多くの点でこの考えが通用しなくなっていることを痛感させられました。農業分野では、うちのような小規模な経営体で同様の実感を持っているところはたくさんあると思いますし、農業分野に限らず1次2次産業の小規模経営体においてはそういうところは多くなっていると感じます。どうしていけばいいのか。

2月は冷蔵庫や作業場の屋根つくり、3月は店舗シャインハウスの外構工事(ウッドフェンス、レイズドベッド、物置小屋、植栽用土の入れ替え)などを、仕事の合間に、合間だけでは間に合わず休日やアフターファイブなどもフルに使う形で進めてきました。このあたりのことは、当農園の本業といえる農業生産―販売からすれば本筋から外れたところの物事であるといえます。経営的に厳しい時期に貴重な資源(時間、経費)を投入してまでやる事なのか、ということは考えさせられるところです。

一方で、農園の運営、経営においてこれまでの考え方が通用しなくなってきていることは確実で、やはりこれまでと違った考え方、やり方をしていかないといけない。本筋とは違うところに注力することの意味とはなんなのか。実際における実証(経営におけるプラスの効果や経営的な面以外での効果)を今後していくしかない、と考えます。


Page Top