2020年04月30日

五人坊主だより 2020年5月号

今年の大型連休は例年とは全く違ったものになりそうです。こんな事態になるとは全く予想していませんでした。

それぞれ大変な状況に置かれている方も多いことと思います。東日本大震災の時にも思ったのですが、非常事態時に一番大切なのは、冷静であることだと。人はパニックに陥りやすい、というのは常々感じることです。一方で、非常時においてパニックに陥ることで、本来避けられたであろう2次的な害が多大にもたらされていることも多いように思います。”おもい焦るときほど、こころ、静かにおちつけよ”(『風と木の詩』竹宮恵子)自戒をこめてー

状況は良くなりつつあります。農園としても、焦らずできることを取り組むことが肝要だと感じています。

<今出荷している野菜の様子>

4月は意外と寒暖差が激しく、露地の葉物野菜は定植後に強い霜にあたって大幅に生育が遅れています。暖かい傾向でずっと来ていたので油断していました。それでも5月中旬以降から、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワーなど順次採れてくる予定です。

果菜の植付が本格化しています。今年は夏野菜をしっかり出荷できるよう力を入れていきます。トマト、ナスなど収穫できるのは6月中旬以降です。ご期待くさださい!

ベビーリーフ 採れています。当面はしっかり出荷できそうです
小松菜
ミニチンゲン菜
例年より注文が増えており、若干不足気味です。増産していますので、今月中旬以降はしっかり出荷していける予定です。
水菜、赤茎水菜
赤からし水菜
成育は良好。販売は不調でややだぶついています。当面は減産予定です。
ほうれん草
赤軸ほうれん草
なんとか注文分は出荷していける予定。赤軸ほうれん草は潤沢にあります。ほうれん草は注文が多く、増産を予定しています。
サラダ春菊 採れています。花芽がついている場合があります、食べるには問題ありませんのでご了承ください。
ルッコラ
ワサビ菜
復調してきました。特にわさび菜はたくさんあります。
ラディッシュ 採れています。
リーフレタス ハンサムレタス、パリレタス、サニーレタスが採れています。順調です。
キャベツ ハウスのみさきキャベツを出荷しています。中旬からは露地のものが採れてくる予定。
レタス 普通のレタス、ロメインレタスが連休明けくらいから出荷できそうです。
ブロッコリー 中旬から出荷予定。やや小ぶりになりそうです。
茎ブロッコリー 予定したほどには採れていませんが、ほそぼそと出荷しています。
カリフラワー 中・下旬から出荷予定。カリフローレ、オレンジ、ロマネスコ、紫などを予定。
なばな 野沢菜なばな、ちりめん冬菜なばな、オータムポエムがまだとれています。連休あけくらいまで出荷予定。
エンドウ ハウスのキヌサヤ、スナップエンドウが採れ始めました。だんだん増えてきます。
長ネギ 冷蔵庫のなべちゃんが残りわずか。
かぶ 白かぶ、あやめかぶがとれてきました。コンスタントに出荷していけると思います。
大根、色大根 ハウスの大根を出荷しています。色大根は、紅、紫を残すのみです。
人参 普通のものは残り僅か。白、黄色、紫、金時ニンジンはまだまだあります。
玉ねぎ 5月後半から収穫できてくる予定です。
ニンニク 6月上-中旬から収穫していく予定です。
ビーツ 春作のものが採れてきました。葉付きをご希望の場合はお知らせください、上旬は対応できます。
もち 草餅好評です。玄米のしもち餅も注文があれば作ります!

ワークシフト

コロナの影響で学校は休み。我が家の小学生2人の娘たちはどうしているかというと・・・

上の子は、午前中は手伝い、午後はおかしづくり、料理、絵、植物いじり(多肉植物の鉢植えにはまっている)など。普段休日はバレーボールやら友達との約束やらで手伝いなどほとんどしなかったのに、さすがに毎日休み状態ではすることが無いようで、お手伝いも進んでやってくれています。これまでなら「やれ」といってもやらなかったのに、野菜や山菜の収穫、昼ごはんや夕ご飯の用意と積極的にやっています。

下の娘はまた全然ちがくて、 お隣に引っ越してきたお家へ毎日のように出向いています。そんなことをして迷惑ではないのか、はじめそう思いました。しかし、どうやらそのおうちの2歳の男の子の遊び相手になっているようで、そのお宅でも来てくれるとありがたい、ということでした。

そのお宅のご両親ともに知っていて、本当に迷惑ではないようなので私も娘の好きなように行かせております。面倒見のいい下の娘にとって、なかば義務感を感じているようでもあり、家にいても手持無沙汰なおりにちょうどよい“居場所”を見つけたようでもあり・・・。

いずれにしろ今のところ2人ともストレスをためることなく、うまくやっています。

大人社会では、いまオンラインに切り替えられる業務は極力オンライン・リモートワークでやる、ということになっています(さすがに農作業はオンラインで、というわけにはいきませんが・・・)。大人の社会ではコロナの影響で“ワークシフト”がいやおうなく進んでいるといえます。

子どもたちも状況に柔軟にワークシフト(生活シフト)していくところが面白いものだと思います。学校での勉強ももちろん大切でしょうが、非常事態時なら非常事態時なりに、学校へ行かずとも学びの機会はあるものです。

 


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