1月は数年ぶりに寒い1月だったように思います。ここ数年暖かかったせいか、歳のせいか、冬ってこんなに寒かったっかな?という感じになっています。ハウスの葉物野菜も成育が悪く、まだしばらくは寒い日が続くようでちょっと気が重いです。お客さんの皆さんへはお届けする野菜のバリエーションが少なく申し訳なく思います。収穫するものがいよいよ少なく、出荷作業も短時間で終わることが多いので、これまでできないでいた圃場の整備などを進めています。繁忙期に少しでも作業能率を上げられるようにすることで、野菜の品質向上や安定生産につなげていければ、という思いで寒い中地道な作業を行っています。
<野菜の状況>
この時期の主力であるハウスの葉物野菜は、なかなか成育がすすまず収穫量が少ない状態が続いています。10日過ぎころからは徐々に増えてきそうですが、それまでは出荷できる量がかなり少なく申し訳ありません。人参類、大根類、ネギ類は在庫があるので今月頑張ってもらいます。
ベビーリーフ | 収穫量極少です。10日くらいから復調してくる予定です |
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小松菜 ミニチンゲン菜 |
小松菜は潤沢にあります。ミニ青梗菜は在庫が少なくなってきたのでやや不足して来る感じです |
水菜、赤茎水菜 赤からし水菜 |
いずれも採れていません。10日ころから増えてくると思います。 |
ほうれん草 赤軸ほうれん草 |
普通のほうれん草は不足しています。赤軸ほうれん草は増えてきました。縮みほうれん草は上旬で終了しそうです。 |
ルッコラ ワサビ菜 |
一時よりは復調してきましたが、まだまだ少ない状態が続きます。ある程度採れてくるのは中旬以降になりそうです。 |
ラディッシュ | 成育が遅くなり、不足傾向です。当面その傾向が続きそうです |
リーフレタス | 最低限は採れています。欠品の無いように出していければと思います |
キャベツ | 次のものが採れてくるのは3月後半か4月上旬の予定です |
ブロッコリー | 極少量、ハウスのものを収穫しています。春作が出てくるのは4月以降になります |
茎ブロッコリー | 収穫量は少なくなっています。少量ずつ出荷していきます。 |
カリフラワー、カリフローレ | ハウスもののカリフローレがごく少量とれていますが、量出せるようになるのは4月以降です。 |
白菜 | 在庫分は終了しました。露地に結球しなかったものがそのままありますが、冷え込みが厳しいので暖かくなっても収穫は難しそうです。 |
春菊 | サラダ春菊は採れていますが、収穫量は少ないです。 |
オータムポエム | ハウスのものが成育が良くなく出せるようになるのは中旬以降の予定です |
プチベール | 収穫量は少な目です。月の後半から増える予定です |
芽キャベツ | 収穫量は多くないですがぼちぼち出荷していきます。 |
人参 | ミニ人参、普通の人参、黄、紫、白、金時などがあります。在庫はまだあるので今月は出していけると思います。 |
ターサイ | 冷え込みが厳しくなってくると味が濃くなってきます。今月いっぱい出荷予定です。 |
かぶ | イエローターニップ以外在庫分は終了しました。ハウスのもの(普通の、あやめ)は中旬以降収穫予定です |
大根 | 普通のもの、色大根、紅、むらさき、青、黒があります。紅芯大根は終了、紫も在庫少な目です。 |
サツマイモ | シルクスイート、パープルスイート、寒さ対策をして貯蔵してあります。傷まなければ今月中は十分あるはずです |
里芋 | 在庫はまだまだあるので、今月はしっかり出していきます |
かぼちゃ | 秋作は大失敗です。ほんの少ししか収穫できそうにありません。 |
玉ねぎ | 新玉ねぎは5月中旬くらいから採っていく予定です。にんにくは6月からの予定。 |
ジャガイモ | 全体に少なくなりました。十勝こがねがある程度残っています |
長ネギ | 長ネギ、なべちゃんねぎ、松本一本、下仁田、リーキがあります。下仁田は少ないですが他のものはしっかり出荷していきます。 |
ビーツ | 収穫量が少なめでしたので、在庫がなくなり次第終了します。 |
イタリアンパセリ | ハウスの隅に植えてあったものが採れています。 |
伊那谷味噌 | 村内の方から手作り味噌を仕入れて販売しています。 |
昨今の経営指南書、教育論などで、「認知行動学」が一つのトレンドとなっているようです。応用する分野はなんであれ、「認知行動学に基づいたやり方」の要はなにか、といえば、
- 「こうなったらいいな」「こうなりたい!」というゴールを明確に描く(その際、現実の延長でゴールを設定してしまうのではなく、非現実的なくらい突き抜けているようなゴールにしたほうが良く、またゴールに至った際の自分や組織のイメージを具体的に描くことが肝要)
- ゴールに向かうのにそぐわないものは大胆に捨て、常にゴールを意識して進む(雑用に埋没してしまわず、フィードフォワードで行動する)
- ①と②を行うことで、「ゴールに到る気しかしない」という状態にまでもっていく。そうすればゴールに到ろうとする推進力が自ずから組織や個人に生まれて実現する可能性が高まっていく
詳しくいえばいろいろあるんでしょうが、おおよそこんな事かと思います。
私たちの農園の運営においても、明確なゴールを定め、ゴールに至った際のイメージを明確にしていくことからやっていく必要があると思っています。私やスタッフのみんなが、自ずから前向きに仕事と向かい合えるような状態になれば、スタッフにとってもお客さんにとっても農園はもっと良くなると思っています。
こういった考え方・やり方は明確なゴールを設定できる組織であったり、個人においても受験やキャリアアップなどの明確な目標がある場合には非常に有効なように思います。ただ、そういう状況にない場合にまで援用されるとちょっと違う、ということになるでしょうか。寄り道や無駄と思われるもののなかに案外大事なことがあったりすることもあるので。