2021年04月01日

五人坊主だより 2021年4月号

平年より暖かい日が多く、野菜の成長が一気に早くなってきました。畑の仕事も急激にあわただしくなってきたような感じです。この時期になると例年道端のヨモギが気になります。毎年、成長が早くて雑草がすくない良い場所を探すのも習慣になっています。今年は暖かいせいもあり、ヨモギの成長が早いように感じます。早速ヨモギを摘んで草餅を作り始めました。どこにでもあるようなヨモギでも、何升分も草餅をつくるだけの量を確保するのは結構大変です。最近では春休み中の娘がヨモギを摘んできてくれるので助かります。

4月から新たな道を歩んでいくスタッフあり、新しく加わるスタッフありで、農園もまた新たなスタートをするような気持ちです。今期は畑を大胆に整理し、これまでより栽培管理の密度をたかめられるようにしていきます。天候不順等の影響があっても一定の品質と収量を確保できるような体制にしていくつもりです。

<今出荷している野菜の様子>

菜花が採れています。それ以外は今月もハウスの葉物野菜が中心です。畑で越冬した人参をこれから掘っていきますが、ややバリエーションにかける内容になってしまいます。今月後半からはエンドウが採れだしてくる予定です。来月からはラインナップが増えてくると思います。

ベビーリーフ 採れています。当面頑張ってくれると思います。
小松菜
ミニチンゲン菜
ミニ青梗菜はやや不足気味です。今後は増えてくる予定です。
水菜、赤茎水菜
赤からし水菜
成育が早くなり採れすぎぎみです。たくさんご注文ください。
ほうれん草
赤軸ほうれん草
よく採れています。たくさんご注文下さい。ちぢみほうれん草は残りわずかです。
ルッコラ
ワサビ菜
ルッコラはやや不足気味。わさび菜はよく採れています。
ラディッシュ 成育が早くなってきました。たくさんご注文下さい。
リーフレタス ハンサムレタス、パリレタス、サニーレタス、どれもよくとれています。
キャベツ ハウスのみさきキャベツは小さいうちにトウ立ちしてきてしまっているので、早めに収穫しています。当面は採れると思います。
長ネギ 長ネギ、松本一本、下仁田、なべちゃん、西洋ネギ(リーキ)があります。ねぎ坊主が出てきているので、今月上旬で終了です。
大根 貯蔵ものは在庫が少なくなってきました。今月後半からハウスの大根が採れだす予定です
かぶ ハウスのかぶ、あやめかぶが採れています。小ぶりで出荷しています。だんだん大きくなる予定
人参 畑に残っていた人参を収穫していきます。やや小ぶりです。金時ニンジンがいくらか在庫があります。
プチベール 花芽を出荷しています。それも上旬で終了です
茎ブロッコリー 量は少ないですが今月も収穫していきます。増えてくるのは今月後半からの予定。
オータムポエム ハウスものを出荷しています。5月まで収穫していく予定です。
玉ねぎ 新玉ねぎは5月末から収穫予定です。
ジャガイモ 十勝黄金が少し残っているのみです。新じゃがは7月中旬から収穫予定。
里芋 やや小さめが多いです。
ビーツ 赤、黄、縞の3種があります。貯蔵物を出荷していきます。
伊那谷味噌 村内の方から手作り味噌を仕入れて販売しています。

以前地区の総代になったことを書きました。それ以外にも、地区やら、村やらの役職がたくさん回ってきています。会議なども頻繁にあります、会議の通知だけでも結構な量になり、たびたび忘れていることがあります。

地区や村の会議に出ると、いろいろな組織でいろいろなことをやっているのだな、と改めて驚くことがあります。小さな村、地域とはいえ、細かな組織・活動単位があり、そのそれぞれが課題を抱え、地区や村をよりよくしようと日々活動を行っている。農業や地域振興に関することは自らもかかわっていることもありいくらかは把握できているものの、教育、福祉やインフラ整備のことなど、行政としてやること、課題はたくさんあるものだなと。

農業、教育、福祉、インフラ整備など、どの行政担当者も、村民が不自由なく生活できるよう通常の業務をこなしつつ、緊急であったり緊急ではないが重要な課題に対して絶えず考え対処していかなければならない。役所(村役場)などから夜の7時8時くらいに電話がかかってくることもあります、よくやられているなあと、感心・感謝するわけです。一方で、各担当の方々が非常に骨を折られているのではありますが、山積する課題に対して先が見通せないような印象を常に感じざるを得ないのも事実です。

どうしてそうなってしまうのか、理由を考えればいろいろあげられると思います。ここで私は行政の批判や提言をしようというのではなく、必要な活動・施策を定められた予算の範囲で行っていくということにおいては行政であっても一経営体であるということ、そして私たちの農園も小さいながら一つの経営体であり、行政がやっていることで一生懸命やっているのはわかるけれどうまくいっていない、という面は自分たちの経営においても同様の課題があるということです。

「こうすればうまくいくよ」という共通解があればだれも苦労しないでしょうが、解があるとすればその内部の人たちが考え出していくしかない、格闘していくしかないように思います。明確・具体的なビジョンとそこへの道程を示していくこと、現状うまくいってないことがたくさんあるとして、これから良くなっていくだろう、自分たちが変えていこう!という前向きの雰囲気を作っていくことが第一歩であると、一経営者として考えるところです。

 

 

 

 

 

 

 


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