2021年05月31日

五人坊主だより 2021年6月号

例年より3週間ほど早く梅雨入り。いつもだと梅雨入り前1か月くらいは雨が少ないので、そういうつもりで作業予定を考えていました。予想、予定はその通りいかないもの、とはいえこれまで2度ほどまとまった降雨がありましたが、いまのところ大きな問題は起こらず来ています。この先の天候がどうでるのか、予測が難しいです。作目がたくさんあると、どれかが天候によってうまくいかなくてもどれかがうまくいく、ということがあるので、全体として何とかなるように、と考えています。

<今出荷している野菜の様子>

露地のキャベツ、ブロッコリー、カリフラワーが採れています。6月上旬がピークの予定のところ、少し前倒しでとれている感じです。キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー共に小ぶりです。ただ、身も味もしまっており、品質は良いように思います。例年6月に入ると虫の害に悩まされますが、いまのところ大過なく来ています。このまま状態の良いもを出荷できるよう管理していきたいところです。

ハウスの葉物野菜は、例年より早い梅雨入りの影響で傷みやすくなっています。梅雨だから仕方ない、ですますことなく、できる対策を考え、実施しているところです。少しでも棚持ちをよくして、状態良くお届けできるよう努めて得まいります。万一状態の悪いものなどありましたらご一報ください。

トマト、ナス、キュウリ、ピーマン、ズッキーニなどの夏野菜はおおむね順調です。オクラはやや遅れ気味ですが、それ以外は6月中に出そろってくる予定です。高畝栽培、不耕起栽培の効果が出せるとよいのですが、何分初めてのやり方ということもあり、日々様子を見ながら調整を繰り返しております。

ベビーリーフ 順調に採れています。天候によっては傷みやすくなります。今年は、疎植にする、酢の葉面散布をするなどして、少しでも棚持ちをよくできるように努めていきます。
小松菜
ミニチンゲン菜
いずれも順調です
水菜、赤茎水菜
赤からし水菜
順調採れています。当面は大丈夫だと思います。
ほうれん草
赤軸ほうれん草
量は少な目ながら採れています。赤軸ほうれん草は夏まきの種子が販売中止ということで、今年は夏期は作らない予定です。
ルッコラ
ワサビ菜
良く育っています。この時期はとくにアシが早い(傷みやすい)のですが、状態の良いものを出せるよう努めて参ります。
ラディッシュ 順調に育っています。
リーフレタス ハンサムレタス、パリレタス、サニーレタス、どれもよくとれています。高温は苦手なので、今月の後半からは減ってくるかもしれません
キャベツ 採れています。全体に小ぶりです。今のところ虫の害はほとんどなく来ています
レタス 結球レタス、ロメインレタスが採れています。肥料控えめですのでやや小ぶりですが、傷みにくく状態の良いものが採れています。
大根 ハウスの大根は状態よく採れています。露地のものは今月後半から収穫していく予定です。
かぶ ハウスのかぶ、あやめかぶが採れています。今月中ごろ以降は少なくなり、今月いっぱいで春作は終了です
人参 ミニ人参が採れ始めました。普通の人参は中旬から収穫予定です。発芽が悪くやや少な目です
茎ブロッコリー 量は多くないですが採れています。切らさず出荷していく予定です
ブロッコ 採れています。いずれも小ぶりなものが多いですが、棚持ち、味は良いように思います。今月いっぱいは出荷していける予定です。
カリフラワー 白、オレンジ、紫、ロマネスコ、カリフローレがあります。いずれも小ぶり傾向です。カリフローレはスティック状のカリフラワーで、カリフラワーのもさもさした食感が苦手な方でも食べやすいと思います、徐々に認知されてきました。
トマト類 ミニトマトは中旬から、トマトは20日過ぎから出荷予定です
キュウリ 10日過ぎから出荷予定です。やや遅れ気味ですが順調に育っています。
ナス類 中旬からパラパラ採れ始め、後半からはしっかり出荷していけると思います。普通のもの、イタリアンナス、水ナスがあります
ピーマン類 ピーマン、万願寺唐辛子は今月中旬から収穫していきます。パプリカは7月後半からの予定です。
ズッキーニ 今月中旬から収穫していきます。緑と黄色。
インゲン 例年ハウスで栽培していましたが今年は露地のみです。今月中旬から収穫していきます。モロッコ、丸さや、黄色の3種類
玉ねぎ 今月から本格的に収穫していきます。良く育っているのでたくさん採れると思います。
ジャガイモ 順調に育っています。今月末から掘っていきます。
その他葉物 シソ、パセリ、イタリアンパセリ、オカヒジキ、アグレッティ、バジル、セージなどを少量づつ作っています。ご希望の品があればご連絡ください。
ビーツ 赤と黄色があります。今月から収穫していきます。縞はわずか。
伊那谷味噌 村内の方から手作り味噌を仕入れて販売しています。

おたまじゃくし

4月のはじめ、ハウス内の水溜りにカエルの卵一塊を発見。水溜りはすぐに干上がることが予想されるし、4月はじめといえばまだまだ気温は低く外へ卵を出すには早すぎる。どうしたものかと思ったが、春休み中の娘に話したら即座に「救出する」というので、一緒にバケツへ掬って、育苗用ハウスの中の桶で飼育することに。一匹の小さなアマカエルが生んだとは到底思えないくらい卵はたくさんあります。

これまで卵からおたまじゃくしを飼育したことはなく、インターネットで調べたりしながら餌をやり、水をかえたりして育ててきました。

先日農園の田んぼの田植えが終わり、田植えの終わった田んぼへおたまじゃくしを放流。2か月弱の間、狭い桶のなかでよく生き抜いたものだと。田んぼの中へと散っていくおたまじゃくしを見送りながら、しばし感慨にふけりました。おたまじゃくしと生き物好きの娘に良い経験をさせてもらったなと。


Page Top