2020年03月30日

五人坊主だより 2020年4月号

ここ1ヶ月あまり、日本、世界はコロナウイルス問題で大騒ぎという感じでした。この先も当面そうなるだろうと予想されます。「高齢者を中心に重症化する割合が高い」「潜伏期間が長く、人によっては発症しないケースがある」という2点が問題なんだと思います。メディアが伝える感染者数は低く抑えられてはいますが、3月末時点で日本では症状が出ている人、感染しても軽症もしくは症状の出ない人、すでに治った人を合わせれば、数万という単位で罹患しているのは間違いないといえるでしょう(統計学上)。行政の方針も感染拡大阻止、ではなく感染拡大のペースを可能なかぎり遅くすることに重点が置かれているようです。

コロナウイルスによる感染症自体大変な問題ですが、経済的な影響のほうがより深刻になってくると思われます。観光業、飲食業は直に影響を受けますし、全体的な消費の落ち込みは他の多くの産業へ間接的に影響して来ます。私たちもこの影響がどの程度出てくるのかわかりません。こういう時だから特別になにかする、というよりも、これまでどおり良いものを作ってお客さんの注文、要望にお応えしていく、ということに徹していくしかないと思っています。

<今出荷している野菜の様子>

3月も平年よりあたたかかったように思います。4月は品数的には最も少なくなるときですが、菜花など春らしい野菜が採れてきていますし、月の後半からはみさきキャベツやエンドウなども採れてくる予定です

ベビーリーフ 採れています。当面はしっかり出荷できそうです
小松菜
ミニチンゲン菜
いずれも順調です。
水菜、赤茎水菜
赤からし水菜
全般に採れています。
ほうれん草
赤軸ほうれん草縮みホウレンソウ
一時よりは落ち着いてきましたがまだまだしっかりあります。
サラダ春菊 採れています。当面はしっかり出荷していけると思います。
ルッコラ
ワサビ菜
復調してきました。特にわさび菜はたくさんあります。
ラディッシュ 一時状態が悪いこともありましたが復調してきました。
レタス類、トレビス ハンサムレタス、パリレタス、サニーレタスが採れています。順調です。
キャベツ みさきキャベツは今月中旬以降にとれてくる予定です。
カーボロネロ 花芽のついたものをなばなとして出荷しています。濃緑色で味も良いです。
茎ブロッコリー 採れています。夏まで切らさず出荷していく予定です。
なばな 野沢菜なばな、ちりめん冬菜なばな、オータムポエムが採れています。今月いっぱいは採れる予定です。
エンドウ ハウスのキヌサヤ、スナップエンドウが中-下旬から採れてくる予定です。
長ネギ 普通の長ネギのほか、下仁田、なべちゃんネギ、松本一本ねぎ、西洋ネギ(リーキ)があります。ねぎ坊主ができ始めています。最後はまとめて採って冷蔵庫へ入れておきますが、今月いっぱいでほぼ終了します。
かぶ 白かぶ、あやめかぶがとれてきました。コンスタントに出荷していけると思います。
大根、色大根 普通の大根は終了しました。次は連休ころから採れてくる予定です。色大根は紅、青、紫、黒がまだあります。紅芯大根は終了です。
人参 春先まで0℃貯蔵のものを出荷していきます。黄、紫、白、金時あり。味はどの種類もよいです。
玉ねぎ 残っているものは芽が出てきました。今年のものは5月後半から収穫できてくる予定です。
ニンニク 良品はほぼなくなりました。今年のものは6月上-中旬から収穫していく予定です。
ビーツ 赤は在庫なし。黄と縞も残り僅かとなりました。春作はハウスで試作しています。5月から出荷できるはずです。
もち 玄米もちは定期的に作っています。今月上旬からは草餅をつくっていきます。
こんにゃく まだ少しあるので、今月上旬くらいは出荷できます。

未来を楽しくするには?

娘:「過去と今と未来、いつが一番楽しい?」

“!?”であったが、質問の趣旨は、“子供のころ、いま、将来(歳をとってから)のいつが一番楽しそうか”、ということのようだった。

私:「子どものころはモノはなかったかもしれないけれどいろいろが楽しかったと思う。歳をとると体があちこち痛くなっていろいろがおっくうになってくるし、あまり楽しそうじゃないなあ」(実際、自身についてもそうだし、地球規模においても、先行き明るい要素が少ないな、前途多難だな、という印象が勝ってしまうー)

娘:「じゃあどうすれば未来が楽しくなる?」

“!?(I don’t know!!!)”

以前テレビで“なにかに打ち込んでいる人、楽しんでやっている人は老けない”といったことを聞いた娘から、「じゃあお父ちゃんは老けないね」と言われて、“!?”と思ったことがある。大人が楽しそうにしていれば、子供も未来は楽しいのかも、と思ってくれるのかもしれない。

“闇があるから星は輝く”、こういうときこそ、明るい未来を想うといいかもしれない。

 

 


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