五人坊主だより　2025年10月号

９月も暑かったですが、後半になって降雨があり、だいぶ涼しくなりました。それまでいまひとつ元気のなかった露地の野菜は一気に成長がはやくなってきた感じがします。今月中旬からはキャベツ、白菜、ネギなどが採れ始め、野菜のラインナップも秋らしくなってきそうです。

稲刈りが無事終わりました。コンバイン、乾燥機、籾摺り機など、どれも30-40年前の機械を使っています。稲刈り、籾摺り時の機械トラブルはつきもので、今年も苦労しました。コメにかぎらず今の農業は機械依存度が高く、機械がトラブルと作業がすべてストップしてしまうことになります。天候の事情等でどうしても今日やってしまいたい、という作業をしているときに限って機械が動かなくなってしまうことがあります。昨今では、農機具屋さんも人手不足で修理対応に時間がかかるようになってきていて、ある程度のトラブルであれば自分で対応できなことには仕事が進まないです。一方で、古い機械でもインターネットで取扱い説明書を見ることができたり、修理の仕方を公開している動画などがあったりと、自分でもトラブル解決していける環境ができてきています。やむなく自分で修理をしているうちに、だいぶできることが増えてきました。古い機械をたくさん使っているとこういったスキルは必須だなと思いつつ、機械のトラブル対応もそれなりに楽しんでやっています。

＜野菜の成育状況＞

端境期用に作付けたインゲン、茎ブロッコリーなどが採れています。キュウリ、ピーマン、甘長唐辛子などの夏野菜も一時より状態が良くなってきて収穫量が上がってきています。また、大根類、さつまいもの収穫が始まり、中旬からは長ネギ、みさきキャベツ、ミニ白菜、ブロッコリーなどが採れてくる予定です。7－8月は暑いうえに雨が少なく、野菜の植付・成育には条件がよくなかったものの、少ない機会を逃さずに種まき・植え付けをして管理作業をやってきたおかげで、今月はこの時期にしては野菜は採れそうです。