2019年02月27日

五人坊主だより 3月号

 

この辺りは降雪がほとんどなく、例年に比べて過ごしやすい2月でした。気温も高めに推移したせいか、ハウスの葉物野菜は順調に育っています。寒い年だとこの時期露地の畑は凍り付いたまま、ということもあるのですが、今年はそんなこともなく外の畑でも作業が進められています。

2月は農園の運営体制変革へ向けての準備、出荷システム変更準備、JGAP取得に向けた準備と難しい課題を並行して取り組んできました。園主の頭は常にオーバーロード状態で思うように作業を進められないでいましたが、2月終わりころになってようやく光明が見えてきたように思います。

2月末から急に気温が上がってきました。もう春がそこまで来ている感じです。農作業もにわかに忙しくなってきます。課題山積ではありますが、焦らず一歩ずつ進んでいきます。

<今出荷している野菜の様子>

ハウスの葉物野菜は成育がよく全般に採れています。定番の葉野菜以外では、プチベール、芽キャベツ、茎ブロッコリーといったものがいま一押しです。

人参や色大根は冷蔵庫の在庫がありますので、当面出荷していけそうです。ただ、これから春先に向けて出荷できる品目は減る一方ですし、量も少なくなってきます。ご希望に添えないことなどあるかもしれませんがご了承ください。

ベビーリーフ 順調に育っています。
小松菜
ミニチンゲン菜
ミニ青梗菜は成育が悪く不足しています。小松菜は順調です
水菜、赤茎水菜
赤からし水菜
急に暖かくなったせいかトウ立ちが始まっています。それでも成育がよくなってきているので当面出荷していけそうです。
ほうれん草
赤軸ほうれん草
順調に成育しています。当面しっかり出せると思います。
サラダ春菊 寒さで傷みが出ていましたが、今後回復してきそうです。
ルッコラ
ワサビ菜
成育がよくなっているので、当面出荷していけると思います。
ラディッシュ 寒さで傷みが出ていましたが回復してきています。当面しっかりと出せると思います。
長ネギ 長ネギ、松本一本ねぎ、なべ用ネギ、下仁田ネギ、西洋ネギ(リーキ)、赤ネギを作っています。下仁田が終了間近。他のものは今月いっぱい出荷できると思います。赤ネギぎがたくさんあるのでご注文お願いします!
レタス類 ハンサムレタス(フリルレタス)、パリレタス、サニーレタスがあります。成育が早くなってきました。
キャベツ みさきキャベツは来月中旬くらいからの収穫になりそうです。
白菜 ミニ白菜、白菜ともに残り少なくなりました。
ブロッコリー 秋冬作分は残り少し。春作は4月中旬からの予定です。
プチベール 急に暖かくなってきたので花が咲きそうです。良品は今月中旬までになりそうです。
茎ブロッコリー 成育が早くなってきました。当面しっかり出荷できそうです。
芽キャベツ 今月中旬くらまでは出荷していきます。
じゃが芋 ほぼ終了です。
大根 普通のものはほぼ終了。次は連休くらいからになります。色大根(紅、紫、黒、青長、紅芯)はまだあります。冷蔵庫で貯蔵してあります。
人参 冷蔵庫で貯蔵しています。状態よく春先まで出荷していけると思います。黄色、白、紫、金時人参もあります。
玉ねぎ 終了です。6月中旬から今年の物を収穫予定です。
ビーツ 残りわずかです。
カーボロネロ、ケール いずれもまだあります。トウ立ちが始まっているので、今後は菜花としても出荷していきます。
カブ 白かぶ、あやめ雪かぶ、黄カブがあります。
モチ 白餅のほか、玄米餅もご注文あれば作ります。
自家製大豆の味噌 無添加。1000円/kg、500円/500gで販売中。
小麦粉 昨年産の小麦でつくった小麦粉。南部小麦(中~強力)、シラネ小麦(中力)、ユメセイキ(中力)があります。400円/kg

リノベーションスクール@糸魚川に参加してきました

“リノベーション”というと、何か物件を改築するくらいのイメージを持たれる方もいるかと思いますが、このリノベーションスクールで行っていることは全く違うものです。以前のお便りでまちづくり関連の本をいくつか紹介しました。今回参加したリノベーションスクールは、私が面白いと感じた本を書かれている方々がかかわっているもので、日本におけるまちづくり、地域再生の最前線であるといえると思います。

「スクールと書いてありますが、これはスクールではありません。実践の場です」スクールマスターの西村浩さんが開口一番こういわれました。その時は「そうはいっても“実践的”なワークショップという感じ?」くらいに思っていました。甘かったです。100%実践あるのみの2日半でした。

参加者は10名程度ずつに分かれて、それぞれ担当する実際の物件が与えられました。私たちが担当したのは6階建てのビル。ただビルをどう改装・改築・利用するかということではありません。リノベーションスクール用語でいうスモールエリアを設定し、建物を含む小エリアの理想の未来像を描き、その理想の未来像を実現していくために建物やスモールエリアのコンセプトを考え、実際にどう活用していくかを提案するのです。その地域の歴史、地理的条件、住民のくらしなどをリサーチし、そこでなければできないこと、それをすることでその地域全体に波及していくようなインパクトのある事業を提案しないといけません。そして、誰が実際に事業を行うのか、事業主体や収支まで提案しなければならないのです。

私たちのチームには、建築の専門家、地元の料理店の方、建築を勉強している学生など多様な分野のメンバーが集まりました。まさに全員がフルスペックで担当した仕事をこなしていかないと最終日のプレゼンに間に合いません。最終日には、全員が当事者となって3000万円以上の規模の事業を「私たちがやります」といって提案することになりました、途中からもう皆が当事者になってしまったのです。

このスクールで提案された事業、本当に糸魚川の街を変えていくことになるんじゃないかと思います。超ハードでしたが参加したからこそ分かったこともあり、今後にぜひ活かしていきたいです-    園主

 

 

 

 

 


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